配筋の記録写真 後で効く撮り方と撮り漏れ対策
写真が「根拠」になる条件 配筋写真は、撮っただけでは記録にならない。後から誰かが見て 「どこの、いつの、何の写真か」が写真1枚で判断できることが条件になる。これが欠けると、打設後に疑義が出たときに「たぶんこの部位」としか …
写真が「根拠」になる条件 配筋写真は、撮っただけでは記録にならない。後から誰かが見て 「どこの、いつの、何の写真か」が写真1枚で判断できることが条件になる。これが欠けると、打設後に疑義が出たときに「たぶんこの部位」としか …
干渉は「現場で見つけた時点で手遅れ」になりやすい 鉄筋と設備の取り合いが厄介なのは、ぶつかっていることに気づくのが、たいてい配筋が進んだ後だからです。スラブなら鉄筋を敷き終わってから電気屋がボックスを持ち込み、基礎梁なら …
壁配筋は「どちらを外に置くか」を決めてから始まる ダブル配筋の壁で最初に確定させるべきは、縦筋と横筋の内外関係です。これが決まらないと、かぶり厚さの取り方も、幅止め筋の掛け方も、横筋の継手位置も決められません。 内外関係 …
ピット部の構成を先に押さえる エレベーターピットは、耐圧スラブが一段(機種によっては二段)落ち、その周囲を立上り壁が囲み、さらにその外周を基礎梁が回るという構成になることが多い部位です。さらに釜場(湧水・漏水の集水枡)が …
パネルゾーンで帯筋が「抜ける」「足りなくなる」仕組み 柱梁接合部(パネルゾーン)は、直交する二方向の梁主筋が上下に重なって通る場所で、配筋が完了した後は内部が目視できない。しかも柱帯筋は柱主筋の外周を囲う閉鎖形状が基本な …
結束は「締め付け」ではなく「位置を保つ」作業 結束線はコンクリートが固まるまでの間、鉄筋を設計位置に留めておくためのものです。応力を伝える部材ではありません。ここを取り違えると「とにかく強く締める」「どこでもたくさん結ぶ …
最上階の仕口が一般階と何が違うか 一般階の柱梁仕口は、上階へ柱主筋が通し配筋で抜けていく。仕口は「通過点」であり、定着を考える必要があるのは梁主筋側だけというケースが多い。 ところが最上階の柱頭には、上に続く柱がない。柱 …
加工帳で食い違うのは「寸法」より「形状の呼び方」 誤加工の報告を追っていくと、寸法を書き間違えたというケースは意外に少ない。多いのは、 同じ形を、拾い出した人と加工場の人が別の符号で認識していた フックの向き(内側か外側 …
開口まわりで何が起きているか 壁でもスラブでも、開口を空けるということは、そこを通っていた力の流れを断つということです。断たれた力は開口の脇へ回り込み、開口の四隅に集中します。実際の被害でも、ひび割れは開口の隅から斜めに …
片持ちスラブは「上端筋が主筋」という前提を全員で共有する 片持ちスラブ(庇、バルコニー、ひさし、開放廊下の跳ね出し部)は、根元で曲げを受け持ち、上側が引張になる。つまり上端筋が主筋で、下端筋は組立て・ひび割れ・施工時の安 …