横浜国立大学理工学部建築都市環境系学科卒
一級鉄筋技能士
この記事では、cv2.resize関数を使用して画像サイズを変更する際に遭遇する一般的なエラーに対処する方法について解説します。
画像処理を行う際、特にOpenCVライブラリを使用している場合、さまざまなエラーに直面することがあります。
cv2.resize関数の使用中に発生するエラーは、多くの開発者が遭遇する一般的な問題の一つです。
目次
cv2.resizeのエラー
今回対象としたコードは以下の通りです。
cv2のimread、resizeメソッドを使って画像を読み込み、サイズ変更を行うコードになります。
1 2 3 4 5 6 |
for i, fn in enumerate(fn_list): print(f'\r {i+1}/{len(fn_list)}', end='') if not os.path.exists(f'{source_path}/data/train/images_{mask_size}/{fn.replace("jpg", "JPG")}'): img = cv2.imread(f'{source_path}/data/web_camera_data/images/' + fn) img = cv2.resize(img, (mask_size, mask_size)) cv2.imwrite(f'{source_path}/data/train/images_{mask_size}/{fn.replace("jpg", "PNG")}', img) |
imread関数がimgを読み込めない?
エラー内容は以下の通りです。
cv2.imreadが画像を正しく読み込めなかった場合に発生します。
1 |
error: OpenCV(4.8.1) /io/opencv/modules/imgproc/src/resize.cpp:4062: error: (-215:Assertion failed) !ssize.empty() in function 'resize' |
エラーの原因
エラーの原因は主に2つあります。
画像の拡張子を間違えている
画像の拡張子が間違っていないか確認しましょう。
特に大文字小文字の区別や、異なるフォーマット間での間違いが発生しやすいです。
1 2 |
#jpgやJPGの各拡張子を確認します。 {fn.replace("jpg", "JPG")}'): |
フォルダのパスを間違えている
ファイルパスに誤りがないか、特にディレクトリ区切り文字「/」の有無やパスの正確性を再確認しましょう。
1 2 |
#「/」が入っていなかったり、パスが間違っている場合もあります。 img = cv2.imread(f'{source_path}/data/web_camera_data/images/' + fn) |
パスの正確性の検証
ファイルパスが正しいか、再度検証してください。小さなタイプミスや、ディレクトリ区切り文字の誤りがないかを確認します。
画像フォーマットの確認
画像ファイルの拡張子が適切であるか、またはファイルが破損していないかを確認してください。
cv2.IMREAD_COLORフラグを追加する
cv2.IMREAD_COLORを指定することで、cv2.imreadは画像が見つかり、フォーマットに問題がない限り、常に3チャネルのカラー画像としてデータを読み込むようになる場合があります。
これにより、読み込んだ画像データが空である(つまり、None)場合のエラーを避けることができます。
1 |
img = cv2.imread(f'{source_path}/data/web_camera_data/images/' + fn, cv2.IMREAD_COLOR) |
まとめ
cv2.resizeのエラーは、画像の読み込みやファイルパスに関する単純な見落としから生じることが多いです。
この記事で紹介した原因と解決策を参考に、画像処理プロジェクトをスムーズに進めていきましょう。