横浜国立大学理工学部建築都市環境系学科卒
一級鉄筋技能士
Excelのピボットテーブルは、大量のデータを要約し、集計するのに非常に便利なツールです。
この記事では、ピボットテーブルの使い方について具体例を用いて解説していきます。
目次
ピボットテーブルの使い方の基本
ピボットテーブルを使ったことが無い方がほとんどかと思います。
ピボットテーブルの使い方の基本をまず見ていきましょう。
Power Queryエディターで作成したテーブルからピボットテーブルを作成する
ピボットテーブルを作成する前に、まずテーブル化されたデータを用意しましょう。
テーブル化したデータの任意のセルを選択し、リボンの「挿入」→「ピボットテーブル」でピボットテーブルを作成することができます。
Σ値に数値データや集計する必要があるデータをドラッグアンドドロップします。
行は、データをカテゴリ別に分類したり、グループ化したりするための要素です。
この場合は、「年」が入力されています。
スライサーを利用してデータをフィルタ処理する
スライサーは、データのフィルタリングや選択を簡単に行うための機能です。
特にピボットテーブルやピボットチャートなどのデータの要約と視覚化に使用されます。
「挿入」タブから「スライサー」を選択します。
すると、スライサーを作成できるダイアログボックスが表示され、利用可能なフィールド(列)のリストが表示されます。
選択したいフィールドを選んで「OK」ボタンをクリックすると、スライサーが作成されます。
この場合は、「年」を選択し、年ごとのデータを表示できるようにします。
ウォーターフォールでグラフ化
ウォーターフォールチャートは、データの増減や変化を視覚的に表現するためのグラフの一種です。
特に収益、コスト、プロジェクト進捗などのデータを時系列で追跡し、どの要因が総計にどのように影響を与えるかを示すのに役立ちます。
データを選択し、挿入タブからウォーターフォールを選択してグラフを作成します。
ピボットテーブルの実務での活用事例
上記の、ピボットテーブル、スライサー、ウォーターフォールの作業が終了したら、新しいシートを追加して見た目を整えましょう。
スライサーを使って年ごとの売上、工事件数、利益増減を表示する
「挿入」タブの図形から丸みを帯びた四角形をスライサーやグラフの背面に設置すると見た目をある程度整えることができます。
デザインにこだわりたい方は、「Other Level’s 」のYouTubeを参考にしてみてオリジナルのデザインを作ってみても良いでしょう。
まとめ
この記事では、ピボットテーブルの使い方について具体例を用いて解説しました。
スライサーやウォーターフォールを活用すれば、データの増減や変化を簡潔に見える化させることができます。
自社データのまとめ方や見える化に取り組んでいる方は是非参考にしてください。