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鉄筋の加工について

普段施工管理を主な業務としている方は、鉄筋がどのように加工されているか実際に見たことはほとんどないのではないでしょうか?

この記事では鉄筋の加工過程について詳しく見ていきます。

鉄筋の加工について

まずは鉄筋の加工について基本を押さえておきましょう。

建築物であれば約40%~50%の鉄筋構造部材を加工する必要がある

鉄筋を使用する構造物には柱、梁、スラブ等多くの種類の構造部材が存在します。

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建物の構造にもよりますが、一般的には全体の鉄筋t数のうち40%~50%を加工して組み立てる必要があります。

鉄筋には定尺材がありますので、部材に定尺材を使用すれば機械を用いた加工はする必要はありません。

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スラブ等は加工品は少ない

スラブの場合は、端部に定着長さを確保するためにアンカーが付いた部材を使用しますが、使用する部材はほとんどが定尺材の生材です。

一般的には5.5mの定尺材を利用します。

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加工の技能ギャップについて

では、加工作業における技能ギャップについて見ていきましょう。

経験年数が多い熟練者と経験年数が少ない若手技能者では加工物にどのような違いが出てくるのでしょうか。

最新の設備であれば技能ギャップはだいたい解消できる

以前の鉄筋加工機器は写真のように角度の設定がアナログで、アンカーを90度に鉄筋を曲げたり、スターラップで135度に鉄筋を曲げたりするのにも技能ギャップが大きく存在していました。

しかし、現在では加工の自動化が進んでおり、角度を自動で設定できたり形状を指定すれば自動で加工してくれたりと、加工作業に関しては技能ギャップの解消が進んでいます。

東陽建設工機HP

熟練技能者は加工品も工夫をする

最新の加工機械を使用すれば加工生産性が向上するため、加工作業に関しては粗利率を高めることができます。

しかしながら、最新の設備を使用するだけで技能ギャップを解消できるかというとそうではありません。

振れ止め、立上りのフック等は代替案を提示し、できるだけ加工手間を無くす

一般的な構造図の場合、フカシの鉄筋はオレンジ色のように「振れ止め防止」のために5度程度の角度がついています。

加工する際には5度の角度をつけるのは余計な手間になるため、角度が無い方がベターになります。

熟練者はこの場合、生材を側面に這わせて防止する案を出したり、そもそも外側には振れることはないことを丁寧に説明することで加工手間をできるだけ小さくします。

立上りのフックに関しても同様です。

立上りのフックの目的は、けが防止対策です。

鉄筋にフック形状を加工しなくても、鉄筋キャップや鉄筋ガードを用意すれば十分安全対策になります。

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工事現場での人的運搬作業のコントロール

建設現場では人のコントロールが非常に重要であり、複数人をコントロールするリーダーシップは重要なスキルの一つです。

熟練技能者は加工品にも一工夫してうまく人をコントロールします。

例えば、上記の画像を見てください。

良い例では加工品が8本ワンセットになっていて、見た目もきれいに配置されているのがわかります。

なぜ8本ワンセットになっているかというと、「工事現場で小運搬する際には両手に4本ずつ運搬してね!」というメッセージが込められているのです。

良くない例の加工品では、小運搬する際に8本持って小運搬する作業員もいれば、4本しか小運搬しない作業員もいて、作業にまとまりがなく、施工の生産性も上がりません。

このように熟練技能者は、加工品にも一工夫加え、工事現場での施工生産性を上げているのです。

適切な配置場所の設定

加工のポイントとは逸脱してしまいますが、鉄筋部材をいかに運びやすい位置に配置するかも重要なポイントになります。

画像は土間の施工時の5500mmの鉄筋部材の配置の様子です。

鉄筋を運搬する際は、作業者は右肩に担ぎながら運搬します。

写真では入り口の真ん中に配置していますが、このように配置できない場合、入り口の左側に配置するのと右側に配置するのとでは大きな違いが発生します。

熟練者はこのように生材や加工材の適切な配置の打ち合わせも欠かさず行っています。

まとめ

この記事では、意外に知られていない鉄筋の加工について詳しく見ていきました。

加工数量は総鉄筋数量の40%~50%というのは意外に知られていないのではないでしょうか。

この記事を参考に日々の業務改善に生かしてください。

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