学習コラム記事一覧へ

ゼネコンは高年収?規模や職種別に見る年収アップのポイントをご紹介

建設業界、ゼネコンへの就職を考えている方、業界内転職を考えている方は、年収が気になる方も多いのではないでしょうか。

ゼネコンは他の業界と同じように、規模や年齢などで年収が変化しますが、ゼネコンならではの事情もあります。

この記事では、ゼネコンの平均年収、職種別の年収、年収を決める要素をご説明します。これからゼネコンに就職や転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ゼネコンの平均年収

はじめに、ゼネコンの平均年収をみていきます。

ゼネコン大手は平均年収800万円以上

ゼネコンはその企業規模により、スーパーゼネコン、準大手ゼネコン、中堅ゼネコンなどと呼ばれることがあります。

これらを総称してゼネコン大手とすると、その平均年収は800万円以上となっています。ちなみに、国税庁が公開している「平成30年分 民間給与実態統計調査結果について」を参考にすると、日本人の平均年収は約440万円です。

ゼネコン大手は日本人の平均年収の1.8倍ほどの数値になっていることがわかります。

※参考:平成30年分 民間給与実態統計調査結果について

スーパーゼネコンは一部上場企業の平均年収よりもはるかに高い

ゼネコン大手のなかでも、スーパーゼネコンと呼ばれる鹿島建設、大林組、竹中工務店、大成建設、清水建設の5社は平均年収が1,000万円以上となっています。(各社の有価証券報告書を参照)

なお、東京商工リサーチが発表した2019年3月期決算「上場企業1,841社の平均年間給与」調査によると、上場企業の平均年収は629万円となります。

比較するとスーパーゼネコンの年収の高さが際立っています。

※参考:2019年3月期決算「上場企業1,841社の平均年間給与」調査

年収は年齢や職種などで変わる

前述のとおり、ゼネコン大手の平均年収の水準は他業種により高いものとなっています。しかしながら、ゼネコンの社員の年収は年齢や職種により異なります。

ここでは、ゼネコンの初任給や待遇、年代別の年収目安、職種別の年収など幅広い角度から解説します。

スーパーゼネコンの初任給や待遇

スーパーゼネコンは平均年収だけではなく、初任給も高い水準になっています。たとえば、鹿島建設の新卒者の初任給は大学卒で24万円です。修士了は26万円、博士号は29万円と経歴により、上積みがあります。

そのほか、残業代、住宅手当、通勤交通費、現場手当、資格取得援助制度、海外勤務手当、家賃補助制度などの待遇も用意されています。

ここで厚生労働省が公開している「平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給」の数値で比較してみます。

大学院修士課程修了:23万8700円
大学卒:20万6700円
高専・短大卒:18万1400円
高校卒:16万5100円
(男女計)

以上のように、スーパーゼネコンは初任給においても全国平均より高いことがわかります。

※参考:鹿島建設
※参考:平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給

年代別・年収の目安

ゼネコンの年代別の年収目安は以下のとおりです。

20代:442万円~492万円
30代:672万円~749万円
40代:761万円~1000万円以上

なお、以上は目安であり企業規模や職種、そのほか手当などにより変動することがあります。

職種別の年収と仕事内容

ゼネコンの職種は大きくわけて技術職と建設職があります。それぞれの職種について仕事内容と年収目安をご説明します。

技術職

技術職は建設に関する専門的な知識やスキルをもつ方が就く職種であり、建築には間接的に関係します。主な職種と年収の目安は以下のとおりです。

・建築士
建築士は建物の設計をする職種であり、1級と2級があります。その等級によって担当できる建築物の規模が異なります。1級建築士は約640万円、2級建築士は約480円が平均年収となります。

・測量士
測量士は土地の位置や面積などを測り、測量図面を作成する職種です。測量士と測量士補という2つの資格があり、図面を測量士が作成して測量士補が実際の測量業務をこなします。平均年収はいずれも415万円ほどです。

・施工管理(現場監督)
建築工程の管理、さらに現場の安全管理を担当するのが施工管理です。平均年収は435万円~580万円ほどとなり、就業先によりばらつきがみられます。

建設職

建設職は建築や建設に関する知識やスキルをもとに直接、現場にかかわります。

・建設作業員
建設作業員は外壁のボード貼り、内装や外装の塗装、天井や床の作成など建物を仕上げていく職種です。就業先により業務内容や呼び方が異なる場合があります。平均年収は372万円ほどです。

・電気工事職
電気工事職は図面をもとに建物の配線や器具の取り付けを行う職種です。業務には危険が伴うため、電気工事士の資格が必要となります。平均年収は430万円ほどです。

・土木作業員
土木作業員は道路やダムなどの基礎建築を行う職種です。人力で作業を行う土工、重機などの機械を使う機械土工にわかれます。平均年収は380万円ほどです。

営業職

営業職は工事の受注や契約を獲得する職種です。就業先により年収に差があり、成果が認められると年収1000万円以上も可能です。平均年収は700万円ほどです。

事務職

事務職は他業種と同様で就業先において事務業務を担当します。平均年収は420万円ほどです。

ゼネコンの年収を決める要素

ゼネコンの年収を決める要素は、以下の要素で決まります。

資格の有無

資格の有無は専門的な知識やスキルの有無を示すため、有資格者であれば年収にも影響します。前述のとおり、建築士は1級と2級で年収の差が大きくなっています。そのため就年収を上げたいときは、職後も積極的に資格取得を目指してみてください。

残業代や手当

ゼネコンの特徴として、残業代や手当の多さがあります。特に現場監督や設計などの職種は多忙となり残業時間も増えていきます。

また作業員であっても繁忙期とると早朝手当や深夜手当、休日手当などの加算があります。ほかにも通勤手当や住宅手当、現場手当など各種手当が充実していることもゼネコンの特徴です。

経験年数や役職

転職のときに有利となるのが経験年数です。経験年数が長いと戦力としてみられることが多く、給与にも反映されます。建設業は納期や工程が重要視されており、経験が豊富な方であれば着実にこなしていけるため評価され、収入にも影響があります。

まとめ

ゼネコンの平均年収は大手を中心に高い水準となっています。特に有資格者や経験者は収入に反映されています。

ただし、職種や年代、就業先によって年収は異なるため、就職や転職を検討している場合は募集要項、求人票などを参考にしてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です