てつまぐとは?

リフォームを困難にする原因6選

視聴者の自宅をリフォームする番組「ビフォーアフター」。建築関係の仕事をしている方なら一度は見たことがあるのではないでしょうか?

この番組のおかげなのか、リフォーム業者もリフォームを希望する施主も一時に比べ増加しました。

ですが、同時にリフォームに関するトラブルも増えているのです。

本記事では、リフォームを困難にする原因と、業者として気を付けるべきことについて解説していきます。

リフォームは見積もり通りにはいかない

画像引用元:画像AC

施主の多くは最初の見積もり通りの金額で工事をしてもらえると思っています。

ですが、新築工事とは違い、リフォーム工事では予期しないトラブルが待ち構えているのです。

例えば、床板を剥がさなければ見えない土台。防腐処理や湿気対策が行われていなければ、腐っている可能性もあります。

床だけではありません。壁を剥がしてはじめて筋交いが入っていなかったり、柱が細すぎたりといった問題点が見えてくるのです。

壁や床を張り替えるだけのはずが、土台工事や基礎工事、耐震工事などまで追加で行うこととなれば、当然、見積もり通りの金額で収まるはずがありません。

リフォーム工事の見積もりを行う場合には、問題が隠れていることも考慮して対策をしておく必要があるのです。

リフォームを困難にする原因はこれ!

画像引用元:画像AC

リフォームを行う際に気を付けなければいけないことは、見た目通りにはいかないということです。

ここでは、リフォームを困難にする原因について1つずつ見ていきましょう。

1.束石や基礎がない!

床板を剥がしてはじめて見えてくるのは、土台や束、基礎です。

高度成長期の建築ラッシュ時には悪質な施工業者も多く、また今のように建築基準法によって厳しく規制していなかったこともあり、束の下に適切な石やコンクリートなどがなく、土の上に直接束が置かれていることもあるのです。

基礎についても同様で、外壁周りには基礎が作られていたとしても、内壁の支えとなる部分に適切な強度の基礎が作られていなかったり、通し柱などの下に適切な基礎がなかったりといった問題もあるのです。

基礎の強度にも問題がある

古い家の場合、コンクリートで基礎が作られているとは限りません。中には本当に石だけで建物を支えている可能性もあるのです。

そのような古民家の場合には、最初から基礎がないとわかっていますので、最初の見積もりの時点で基礎工事も含めることが出来ます。

ですが、中途半端に基礎工事が出来ていない建物もあるということを知っておく必要があります。

  • 基準よりも細く強度がない基礎
  • 逆T字の形状になっていない布基礎
  • 鉄筋が入っていないか、入っていても本数が少なすぎる基礎

この様な基礎の場合、補強をしたり作り直したりといった作業も必要となります。

2.土台が腐っている

基礎や束に問題が有るだけでなく、床下の土間部分に防蟻処理や防腐処理、防湿処理といった工事がなされていない場合、束や土台などが腐っている可能性があります。

特に古い建物の場合には、適切な防蟻・防腐処理がなされていないことが多く、土台だけでなく柱まで腐食が進んでいることもあるのです。

この様な場合には、土台の入れ替えだけでなく、土間の防蟻・防腐・防湿処理も同時に行う必要があります。

3.柱が土台の上に乗っているだけ?

さて、基礎や土台部分に問題がなかったとしても、土台の上に乗っている柱に問題が有る可能性も考慮しましょう。

例えば、土台にほぞ穴を設け、柱を刺し立ててずれないようにしますよね。

隅柱などの場合にはさらにプレートなどを使ってしっかりと土台に固定します。

ですが、建築ラッシュの頃に建てられた建物の場合、土台にも柱にも継ぎの加工がされておらず、ただ土台の上に乗せているだけということもあり得ます。しかも、プレートなどで固定すらしていないなんてことも。

この様な場合、土台と柱の加工から行う必要があります。

4.梁が細すぎて屋根を支え切れない

建物の建てられた年代によって違いがありますが、屋根の構造や使用している材に対して、明らかに細すぎてその重量に耐えられそうにない梁を使っていることがあります。

いわゆる古民家であれば太くどっしりとした存在感のある梁を使っていることが多いので問題が有りませんが、細く頼りない梁は戦後から高度成長期までに建てられた多くの建物で使われています。

屋根の重量を変えるか、梁を変える必要があります。

5.現行法にそぐわない?

さて、建築物を建てる場合、または増改築をする場合、現行の建築基準法に則った計画を立てる必要があります。

例えば、敷地境界線ギリギリに建物を建てていた場合、当時の建築基準法では問題がなかったとしても、現行法では問題になる可能性もあるのです。

リフォームを行う際、その工事範囲が建物全体に及ぶのであれば、当然現行法に則った状態にしなければいけません。

6.不用意な増改築が構造耐力を低下させている

建物のリフォームは、専門業者以外が行うこともあります。

特に、DIYを趣味にしている人の場合、自分で壁をぶち抜いてリフォームをしたり、キッチンや物置、居室などを増築したりと、構造を考えずに不用意に行っていることもあるのです。

この様な場合、耐力壁が無くなっていたり、柱が途中で切られていたりといった建物の構造に影響してくる可能性も否めません。

丁寧に説明をしないと施主ともめることも

画像引用元:画像AC

リフォームを行う場合、見積もりを出す前に問題点が分かっていれば、その点を考慮した見積もりを作成できます。

ですが、前項で上げたような隠れた問題点がある場合、工事を始めてみなければわからないということもあり得ます。

後からクレームに発展しないためにも、施主にはどのような問題点が潜んでいるのか、問題点が分かった場合、どのように工事内容が変わるのか、それによって見積額に変更があるのかといったことを、契約前に丁寧に説明をする必要があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です