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【建設業の仕事の流れ】施工開始前から竣工まで全体を解説

建設現場を見かけたことがあるでしょう。そこで、どのような仕事が行われているのか、どんな手順で仕事をしているのかといった疑問を持ったことはありませんか?

特にビル工事などの場合には近隣に迷惑が掛からない様にと、敷地周りを策で囲って中が見えない様にしています。

また、高層階の方では足場周りにネットを張って養生までしていますので、実際に何が行われているのか、ついつい気になって見たくなってしまうこともあります。

そこで、この記事では建設業の仕事の流れを簡単にご説明していきます。

施工開始前まで

出典:Pixabay(https://pixabay.com/photos/architect-documentation-documents-254579/)

営業

建設業の顧客は国から個人まで幅広くあります。

国や地方自治体などから受ける仕事は公共事業で、仕事を得るには入札などに参加しなければいけません。

一方、民間は不動産デベロッパーから個人までとこちらも幅広く、工事の規模にも大きな差があります。

不動産デベロッパーなどの仕事の場合には、公共事業と同じように入札やコンペなどに参加する必要がありますが、個人の場合には地道な営業努力が必要となります。

測量と地盤調査

建築物を建てる前に土地の形状や状態を把握しておく必要があります。特に地盤調査は念入りに行う必要があり、正しい情報を得られていないと、後々トラブルが発生することとなります。

設計・積算・申請

設計

公共事業の場合には、事前に設計まで終了していることが殆どです。例えば、既にある設計図面を元に入札を行ったり、設計コンペを行って事業者を決めたりします。その為、建設業者が仕事を得る前に設計まで終わっていることが殆どです。

ですが、民間の場合には施主の意向を聞いて建築物のデザインをし、設計図面を描き起こします。

積算

積算は、予算から使用する資材を選別し、図面に照らし合わせどの程度の材料が必要となるのか、算出する仕事です。

資材費のみならず人件費や福利厚生費、熱中症対策費なども含めた見積書を作成します。

申請

多くの工事では国や地方自治体などの許可を得なければ工事が出来ません。設計部門では、設計図面を作成するとともに申請書類の作成も行い、関係官庁に対し申請書類を提出します。

必要があれば許可が下りるまで設計図面を修正したり、時には変更したりします。

施工から竣工まで

出典:画像AC(https://www.photo-ac.com/main/detail/186322?title=%E5%BB%BA%E7%AF%89%E7%8F%BE%E5%A0%B4%E3%80%80#4&searchId=229023111)

図面が完成し、工事の許可が下りたら工事着工となります。

日本では神道の儀式に則って地鎮祭を行ってから着工です。

地盤改良から基礎工事

一般住宅の様な小規模な建物の場合、改良剤という薬剤を注入して地盤を固くします。

ですが、マンションやビルなど大規模な建築物の場合には地盤改良だけでは荷重に耐えきれませんので、杭を打ちます。支持層と言われる岩盤層まで届く杭を何本も打って建物の支えを造ります。

地ならしなどの土工事もこの時までに終わっています。

建物を建てるための地盤が出来たら基礎工事です。一般住宅でも基礎にコンクリートを流し込んでから次の工程に移るまでに1ヶ月程度かかります。

構造工事

建物の場合、柱や梁を組み上げていきます。最近ではビルやマンションなどの大きな建物も、鉄筋コンクリート造の柱や梁を工場で先に製造し、現場で組み立てるプレキャスト工法を導入していることもあります。

鉄筋工や型枠大工の仕事場が現場にないこともあります。

外装工事

壁を作る工事です。

外壁材となる資材を貼り付けたり、左官工によって仕上げたり、塗装工によって塗装仕上げをしたりと、仕上方法によってかかわってくる職人にも違いがあります。

屋根工事

屋根も仕上げ方によってたずさわる職人に違いがあります。河原で仕上げるなら瓦職人ですが、板金仕上の場合には板金工が仕上げていきます。

内装工事

壁や床、天井などの仕上げのほか、建具を取り付けたり水回り品を取り付けたりといった工事です。

一般住宅の場合、床や壁を仕上げる前に断熱材を入れる工事もあります。この工事も専門の職人や業者が行います。

引渡し前の掃除

全ての工事が終了したら現場に散乱する資材などを片付ける仕事が残っています。

現場は常にきれいに保つのが基本ですが、施主に引き渡す前に清掃業者などを入れてきれいにする作業も工事に含まれているのです。

特に、住宅の場合には施主に引き渡す前に清掃専門の業者が入り丁寧に掃除をします。

竣工

官庁の完了検査のほか、施主による完了検査もあります。それらすべての検査が終了し、OKがでれば初めて工事完了となり引き渡しとなります。

完了検査に立ち会うのは主に設計士です。許可申請を提出した時に添付した図面と工事内容に齟齬がないかどうか、正しく施工されているかどうかを確認します。

この時、検査に来る技士(公務員)の性格によっては重箱の隅をつつかれることもあります。

施工管理技士はいつ働いているのか?

施工管理技士の仕事は工事現場全体の管理です。

施工を任せる下請け業者の選定を行ったり、工程管理・工事管理を行ったりといった仕事をします。

その為、施工の最初から竣工まで一貫して工事に係ることとなります。

まとめ

建設業の仕事の流れを大まかに説明しました。

当然、造るものによって違う工程が入りますし、違う業者が工事に携わります。

どの工程も、どの工事担当者も実をいうと結構大変です。作業環境が過酷だったり、仕事がきつかったりと、若年層が続かない要因もたくさんあります。

ですが、自分が工事に携わった建築物が完成した時の達成感はそれらきつい仕事内容も、過酷な作業環境のことも忘れるほどです。

特に、個人宅を担当した時、施主から「ありがとう」という一言を貰えた時には、本当にこの仕事に携われてよかったと思えるほどです。

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