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鉄筋コンクリート⑫鉄筋の積算・施工図作成その4(S造編)

結局梁部材はどの継手位置を使えばいいの?

前回のカリキュラムでは、梁部材の継ぎ手位置は3種類あることを勉強しました。

①基礎梁にスラブがつかない独立基礎の場合及び杭基礎の場合(基礎梁の下より地反力を受けない場合)
②基礎梁にスラブがつく独立基礎の場合(スラブなどの上載荷重を受ける場合)
③連続基礎及びべた基礎の場合(基礎梁の下より地反力又は水圧を受ける場合)

では、具体例をみてみましょう。

上記の図面で、②通りの梁部材の継ぎ手の位置はどうなるでしょうか?
ただし、S0は土間スラブ、S180は土間スラブではないピット上のスラブとします。

②通りの小梁は、S180の土間スラブではないスラブがついています。つまり、スラブの上載荷重を受ける場合に該当します。
よって、②通りの小梁の梁部材は、「基礎梁にスラブがつく独立基礎の場合(スラブなどの上載荷重を受ける場合)」で、上筋中央・下筋端部の圧接の継ぎ手位置となります。

トップ筋と主筋の本数が「グキる」場合は圧接の位置に注意が必要

「グキる」というのは、主筋とトップ筋が偶数・奇数で分かれている場合をいいます。
例えば、主筋の本数が3本で奇数・トップ筋が2本で偶数となる場合です。
なぜ、この場合に注意が必要なのかといえば、圧接位置が500mmずれない箇所が出てきてしまうからです。

上記の図だと、トップ筋と主筋で圧接位置が同じ位置に存在しています。圧接位置は500mmずらす必要がありますから、この配筋は誤った配筋となり、修正対象になってしまいます。
積算ソフトは、トップ筋と主筋の圧接の位置までは修正してくれませんので、注意が必要です。

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