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鉄筋コンクリート⑪鉄筋の積算・施工図作成その3(S造編)

基礎梁の継ぎ手の位置の設定をしよう

基礎梁の継ぎ手位置も、柱の場合と同様に断面力が大きく作用するような部分は避けて継手を設けることになります。
ただし、柱とは異なって、梁の場合は断面力のかかり方はスラブの有無や基礎の種類によって変わります。
梁の場合は、以下の3種類を考えて継手の位置を考慮することになります。

①基礎梁にスラブがつかない独立基礎の場合及び杭基礎の場合(基礎梁の下より地反力を受けない場合)

②基礎梁にスラブがつく独立基礎の場合(スラブなどの上載荷重を受ける場合)

③連続基礎及びべた基礎の場合(基礎梁の下より地反力又は水圧を受ける場合)

今回は、①基礎梁にスラブがつかない独立基礎の場合及び杭基礎の場合(基礎梁の下より地反力を受けない場合)とします。
土間スラブの場合も①に該当します。

例の梁リストを用意して実際に基礎梁部材を拾ってみましょう。

通り芯間の梁の種類は、基礎伏せ図で確認しましょう。
ここでは、以下のような基礎梁を例として施工図を作成してみます。

A通りの梁部材の入力を行います。

梁部材の拾い方

梁の主筋部材は大きく3種類あります。追い出し筋、中間材、追い終い筋です。
一般的には、追い出し筋や中間材は、定尺の材料を使用し、追い終い筋は切断材料を使用します。
実際の工事現場では、追い出し筋を5500mmと6000mmの片アンカーの材料の2種類に調整したりします。
現場で材料の使用ミスを減らすためです。実際に現場の作業者が配筋しやすいように施工図を書くことが施工図作成者の腕の見せ所になります。

にげ寸法とは?

梁主筋の柱への定着長さLaは、柱せいの3/4以上とします。また、柱面から柱主筋までの間の距離を「にげ寸法(にげ)」と呼びます。

トップ筋とは?

トップ筋は、宙吊り筋とも言います。鉄筋の本数を増やし、かつ鉄筋と中立軸との距離を小さくすることで、鉄筋の曲げ引張強度を高めています。

スタラップとは?

スタラップとは、梁のせん断補強鉄筋を指します。スタラップは、せん断力の作用に伴う斜めひび割れの進展を抑制します。急激な部材の耐力の低下を防ぐ役割を担っています。

小梁とは?

柱の間にはない梁を小梁といいます。

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