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鉄筋の太さ、サイズと呼び径【D10やSD295aとは】

鉄筋の太さ、サイズと呼び径【D10やSD295aとは】

鉄筋にはD10やD13、SD295aやSD345など、様々な呼び方があります。

では、D10やD13、SD295aやSD345などは一体何を表しているのでしょうか。

この記事では、D10とは一体なんなのか、SD295aとは一体何を表しているのかを解説します。

1分ほどで読めますので、ぜひご覧ください。

鉄筋の太さ、サイズを表すD〇〇

さっそく結論ですが、D10やD13は異形鉄筋の太さやサイズです。

Dの後ろの数字の部分がだいたいの太さを表しており、呼び径とも呼ばれています。

D10、D13とは呼び径

呼び径とは、呼びやすい太さの名称のことです。

なぜ呼び径で呼ぶのかというと、D10は正確には太さが10㎜ではなく9.53mmなのですが、D9.53なんて呼びにくいので、D10と呼びます。

同じように、D13であれば正確には12.7㎜の太さですが、だいたい13㎜なのでD13と呼ぶという決まりです。

D10、D13の読み方

D10やD13の読み方は、D10だと「デーとお」や「デーじゅう」、D13だと「デーじゅうさん」と読みます。

なぜデーと呼ぶのかというと、ディーと呼ぶとイーと聞き間違えることがあるからです。

Dはデー、Dの後の数字は普通に数字として読むのがよいでしょう。

鉄筋のサイズと呼び径と断面積の関係

鉄筋の呼び径は正確なサイズを表現していないため、断面積を計算するときに困ります。

ですので、JISから呼び径や断面積の関係を探してきました。

呼び名 公称直径(d) 公称周長a)(l) 公称断面積a)(s) 単位質量a) 節の平均間隔の最大値b) 節の高さc) 節のすき間
の合計の最大値d)
節と軸
線との角度
最小値 最大値
mm cm cm2 kg/m mm mm mm mm
D10  9.53  3.0 0.7133 0.56 6.7 0.4 0.8 7.5 45°以上
D13 12.7  4.0 1.267 0.995 8.9 0.5 1 10
D16 15.9  5.0 1.986 1.56 11.1 0.7 1.4 12.5
D19 19.1  6.0 2.865 2.25 13.4 1 2 15
D22 22.2  7.0 3.871 3.04 15.5 1.1 2.2 17.5
D25 25.4  8.0 5.067 3.98 17.8 1.3 2.6 20
D29 28.6  9.0 6.424 5.04 20 1.4 2.8 22.5
D32 31.8 10 7.942 6.23 22.3 1.6 3.2 25
D35 34.9 11 9.566 7.51 24.4 1.7 3.4 27.5
D38 38.1 12 11.4 8.95 26.7 1.9 3.8 30
D41 41.3 13 13.4 10.5 28.9 2.1 4.2 32.5
D51 50.8 16 20.27 15.9 35.6 2.5 5 40

注a),注d)における数値の丸め方は,JIS Z 8401 の規則 A による。
注a) 公称断面積,公称周長,及び単位質量の算出方法は,次による。なお,公称断面積(S)は有効数字 4 けたに丸め,公称周長(l)は小数点以下 1 けたに丸め,単位質量は有効数字 3 けたに丸める。公称断面積(S)=1004785.02d×公称周長(l)=0.314 2×d単位質量=0.785×S
注b) 節の平均間隔の最大値は,その公称直径(d)の 70 %とし,算出した値を小数点以下 1 けたに丸める。
注c) 節の高さは,表 5 によるものとし,算出値を小数点以下 1 けたに丸める。
注d) 節のすき間の合計の最大値は,ミリメートルで表した公称周長(l)の 25 %とし,算出した値を小数点以下 1 けたに丸める。ここでリブと節とが離れている場合,及びリブがない場合には節の欠損部の幅を,また,節とリブとが接続している場合にはリブの幅を,それぞれ節のすき間とする。

引用:JIS G 3112:2010 表 4 異形棒鋼の寸法、単位質量及び節の許容限度節の高さ

構造計算をする場合もD10の鉄筋何本という計算ではなく、断面積でいくつ鉄筋が入っていないといけないか、といった計算をするので、計算をする場合は非常に重要な数字になります。

必要な鉄筋の断面積を算出した後に、D10の鉄筋が何本、D16の鉄筋が何本必要、という様に割り振ることが多いでしょうか。

鉄筋の種類を表すSD○○

D10やD13の他にも、異形鉄筋の種類を表すSD295AやSD345などがあります。

この読み方は、SD295Aであれば、エスデーにーきゅーごエー、SD345であればエスデーさんしーご、と呼ぶことが多いでしょう。

SD295aのSDとは

SD295AのSDとは、Steel Deformed barの頭文字をとってSDとしています。

意味は、異形鉄筋という意味です。

ちなみに丸鋼はSteel round barとなります。

SD345、SD390などの見分け方

太さはサイズを測ったりすればわかりますが、材質は見た目でもわかりません。

ではどのように見分けるのかというと、鉄筋を製造した時に印をつけます。

例えば、SD345であれば突起を1つつける、SD390であれば突起を2つつけるというように、突起の数で見分けることができるようなっています。

突起がなければSD295Aということになりますが、慣れていないとどこに突起があるかわからず、最初は見分けられないでしょう。

慣れないうちはSD345やSD390などで突起の位置を探し、徐々に判断できるようになるのが良いです。

ヤング率や降伏点、許容応力度

SD295AやSD345の数字の部分というのは、降伏点の下限値であり、短期の許容応力度です。

例えば、SD295Aであれば、295N/mm2、SD345であれば、短期の許容応力度が345N/mm2となります。

なお、ヤング率はどの種類であっても鋼材であれば一定で、2.05×10^5N/mm2です。

まとめ

この記事では、「D10やD13って何?SD295aやSD345は一体何を表しているの?」といった方に向けて、D10やSD295aとは何なのか、読みかたなどについて解説しました。

まとめると、D10はデーじゅうさんと読み、鉄筋の太さ、径を表します。

一方で、SD295Aはエスデーにーきゅーごエーと読み、鉄筋の材質や降伏点の下限値を示します。

この記事を参考に、鉄筋についての理解の助けになれば幸いです。

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